ミュージカル李香蘭

四季劇場「秋」 / 昼 / 2階 3列 1番

客層が40代後半~50代くらいかなぁ。男性も目立ったので、60代の方も多かったのかも。公演前、休憩中のアナウンスも日本語のほか、英語と○○語(北京語?中国語でいいの?)でもアナウンスがありました。

時間はだいたい、1幕が5分開演が遅れ。20分休憩(13:50~15:10)があって、2幕は15:30~16:30。

今回は2階席3列目一番端のA席でした。見切れが何シーンかありましたが重要ではないし舞台全体が見れて見やすかったです。ライティングが四角になっていることが多くて、印象的でした。

◆キャスト

李香蘭 :野村玲子
杉本  :芝 清道
川島芳子:濱田めぐみ
王玉林 :道口瑞之
李愛蓮 :五東由衣

アンサンブルは多くて、男性20人、女性12人でした。

アンサンブルの人は何役もこなされていて、役者中心に観ていると、話しがゴッチャになります。(わたしだけ!?(笑)) 中国側の人として出たと思ったら、今度は日本兵・・みたいな。

光枝さん(CFYのザングラー)は、わたしがわかっただけでも3役やられてて「あ、さっきと違う役なんだ」と納得させながら観てました。「兵隊さんよありがとう」では歌う子どもたちに対して「ありがとー」と言ってたんだけどザングラーでした。

アンサンブルはコーラスも、ダンスもよかったです。本当によかった。

ダンスと言えば、2幕冒頭の「月月火水木金金」では、水兵の中になぜか道口さんが出てきてたんですよねー。歴代の玉林役もやっていることなんでしょうか?(笑) 機敏に踊る道口さんかっこよかったです。(CFYで「もう1回(ニヤ)」のサムをやってた人です)

濱田めぐみさんはステキでしたよー。「男装の麗人、川島芳子」なんだけど、かわいらしさもあったかな。黒髪のショートカットをピッタリオールバックにしてました。

歌も上手だし、聞き取りやすい。彼女のセリフや歌が聞き取れないと歴史を知らないわたしは、何がなんだかわかんないミュージカルになっちゃうと思うんだけど、ちゃんと役目を果たしてたと思います。 途中笑いが起きるところもあって、間は上手いなと感じました。

李香蘭は今のアイドルなんか比じゃないほどすごい人気だった、ということを言うのに、今のアイドル(?)の名前が出てくるんだけど、浜崎(あゆ)、宇多田と並んで「キムタク」が出てきました。(笑)

芝さん、五東さんはもう歌は素晴らしくどのシーンでも彼らがリードしているという感じ。

五東愛蓮の許婚に道口玉林、というのはちょっと若いかなって印象だったけど、道口さんも歌は安定してました。

玉林のセリフで「めいわくしごくだ」ってのがあったんだけど、CFYにも同じセリフがあります。これって一般的な言葉? TBSの「渡る世間は鬼ばかり」でも「古臭いなー」っていう言いまわしが子どものセリフにも多用されてたけど、それに似たものを感じます。

全体的に、歌詞に無理がないんですね。メロディーにちゃんとのっていて。これは翻訳ものではない日本語がオリジナルだからできるのでしょう。

で、で、で・・・。やっぱ、触れるべきですよね。主役だもの。

李香蘭は野村さんでいいのでしょうかっ!?と思いました。う~ん、ごめん。

現在26才で「李香蘭」という名前をもらったのが13才。26才!?ええーー!!13才!?それって無理ないの!?と思っていたら、なんと「昭和2年、香蘭この時7才♪」と、7才までこなしていました。うーーん。

あ、いや、いいです。これは誰がやっても子役使わない限り、無理あるだろー。って感じになると思うので。「子どもらしく、かわいらしく」の演技はよかったです。

演技・セリフはいいんです。そう、歌ですよ。歌。

ミュージカルなんですよ?しかも李香蘭は歌声を認められて、スターになった人ですよ? ちょっとねぇーーー。ひどかった気がします。

特に1幕五東さんとのデュエット。愛蓮が家族を捨て、玉林について一緒に戦う、というシーンの歌。五東さんが素晴らしいだけに、声のかすれが目立ちました。

2幕、李香蘭の日劇コンサートも「蘇州夜曲」「夜来香」などよく知ってる曲も歌うんで、発声の悪さが目立ちましたね。芝さんとのデュエット(杉本に召集礼状が届いたとこ)も、芝さんがいいだけに・・。
あとは子ども時代の歌声が、歌い方を子ども風に変えているんだと思いますが、それが一層かすれを引き起こしてるんじゃないかなと思いました。

◆ストーリー

ストーリーは李香蘭を通して、戦争を描いたって感じなんでしょうか。

 日本人だが、中国名を持つ、山口淑子(李香蘭)
 →日本人国籍が認められ、祖国(中国)反逆の罪を問われることなく助かる。

 中国人だが、日本名を持つ、川島芳子
 →確か日本国籍も持ってるんですよね?でもそれが認められず殺される。

この2人の人生の対比みたいに描かれるのかなと思っていたのですが違うんですね。

川島芳子はストーリーテイラーって感じかな。

(実際にはこの2人、すれ違う程度にしか会ったことないとか。)

ストーリー的には、1幕は「歴史のおさらい」って感じで、ドラマが動き出すのは2幕です。

ただ2幕の映像を見せるところはいかがなもんでしょう。目を背ける人もいるんじゃないかな?見ていて気持ちのいいものではありませんでした。「目を背けたくなるほどの出来事だったことを気づかせる」のが目的だったのかなぁ?

最後の「裁いて、罪があるのなら♪」や、「若かったとは言え、過ちを犯してしまったことは反省します」(みたいな)あたりで、実在している「山口淑子さん」の人生を考えてしまい少しウルっときました。

わかりにくくはなかったし、感動もちょっとしたけど、やっぱりミュージカルはハッピーストーリーが好みです。

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