レ・ミゼラブル

帝国劇場 / 昼 / 1階 M列 6番

ある意味、ショックですね。

一番最初。オケが「ダッダ~ン、パッパパ~ン♪」と入り、「囚人の歌」アンサンブルのコーラスにゾワゾワゾワ~~って。その中からヴァルジャンが歌いはじめ、ジャヴェールとの掛け合いになって、もーー、ウルウルきてしまいました。
劇がはじまったばかりなので内容ではありません、その声にです。声だけで、こんなに感動できるなんて~!と驚きました。

ジャンバルジャン:山口祐一郎

山口祐一郎さんは、昨年「モーツァルト!」のコロレド大司教役で見ましたが迫力がまったく比じゃありませんね。魂こめて歌ってるって感じ。なんでこんな人が、テレビドラマなんか出てるのかなー?と不思議なくらいでした。

ジャヴェール:岡幸二郎

岡幸二郎さんもずっとアンジョルラス役をやっていて、初めてジャヴェール役に今回挑戦する、くらいしか知りませんでしたが、いやぁ・・・。特に自殺(?)シーンのソロは圧巻でした。

わたしはここ半年、四季にはまってたけれども、これに比べたら、ぜんぜん薄っぺらいというか・・。正直、「どうして、ああなっちゃうのかな?」って感じてしまいました。

今回ギリギリだったので、オケピを覗かなかったんだけど、オーケストラもよかったし、何より、あの曲がいいのですね。いくつか基本となるメロディーラインがあって、同じメロディが様々なシーンで出てくるので、安心して見ていられるのもあるんじゃないかな。

歌詞がね、聞き取りにくいわけではないけど、わからないところがあります。
ソロの歌う歌詞と、そこにかぶせるコーラスの歌詞が違うということが多く、歌詞で理解するというよりは、その曲の表情でそれぞれの気持ちを理解するということなのでしょう。

特に1幕最後。歌詞カード見たら、「マリウスとコゼット」「ジャヴェール」「エポニーヌ」「ヴァルジャン」「テナルディエ夫妻」5つもの歌詞があり、マリ&コゼと、夫妻はそれぞれ2人の会話になってるので実質7人がみんな違う歌詞で歌う。「オイオイ。あんたら何言ってるかわかんない」って感じなんだけど、そのメロディーと(歌の)表情のつけ方で、それぞれの気持ちを感じるんでしょうね。

でもほんと、聞き取りにくいわけではないのですよ。しゃべるセリフはなく全てが歌です。それも驚いた。あ、あとね、場面転換が特にないのよね。基本的にはグルグル~~だけで済ませてる。 それも話の進展が早い、って印象になるのかも。グル~~っとまわると、10年後・・なんてところもあって「あ、いきなり時が進んだのね」なんて考えないとついていけないとこも。

特に冒頭の部分(今初めてCD歌詞カード見たら、プロローグ部分なのね。) ジャンバルジャンが「生まれ変わるのだ~」っていうとこまで。そこまでが知らないで見ると、あっという間で、よくわからないと思う。

そしてそれが根底になるので、わからないと、全体の理解度に響くと思う。

今回は、あらすじだけでも読んでおいてよかった~、と思いました。

では、山口、岡の他のキャストについて。(敬称略)

エポニーヌ:ANZA

本当にかわいかった。(なんか言葉が適切じゃないけど。) 切ない気持ちがよく表現されてるし、高音がいやな感じのない通る声で、でも低音も安定していて、見た目もかわいいので二重丸ですね。

ファンテーヌ: 高橋由美子

わたしは、 「モーツァルト!」で驚いた人だけど、今回も登場シーンは少ないとは言え、光ってました。(最後少し声が乱れたけどね。)

アンジョルラス: 坂元健児

同行の友人が彼の小柄なところを指摘していたのでどうかな?と思ったけど、わたしはこの演目初見なのであまり気になりませんでした。歌はすごいですね。この方のシンバは見たことないけど、辞めて正解かなと・・。(ごめんなさい。こういった演目の方が坂元さんの持ち味が活かせると思う。)

コゼット: 河野由佳

イマイチ、印象が薄いです。エポニーヌがよすぎる…っていうか、演じることを考えると「幸せになっていく人物」よりも、「不幸の中終わる人物」の方が演じやすいのかもしれないけどね。

マリウス: 岡田浩暉

実は昔、好きだったんですよねー。ってあまりよく知りませんが、今回の観劇の楽しみの1つでした。やさしさとコゼットへの想いがよく出ていると思った。歌は無難にこなしているけど、坂元さんがいいので迫力不足とも思えました。

テナルディエ夫妻: 三遊亭亜郎、峰さを理

ちょっとここだけは不満かなぁ・・。 三遊亭亜郎。特に歌い方かな?なんかわたし的にはダメダメでした。ベターっとした感じで。

峰さを理は歌は別にいい。演技がもう少しはじけて欲しいかなぁ。ご本人は真面目な方なのかな?って思っちゃった。

アンサンブルが本当にすばらしかったです。

アンサンブルのソロは人によっては、まぁ無難にこなされてるって感じだけど、コーラスになる部分は、もー鳥肌モノです。

リトルコゼットはCDがあまりにもよかったので、まぁこんなもんか・・ですが、ガブローシュはすごいです。あんな子どもが実際にいるのねぇ・・・。

アンサンブルにも役名があって見分けたい気持ちがフツフツ。

でもやめときます。CFYの時のようにハマらないように自制しないと・・。

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