ミス・サイゴン

帝国劇場 / 昼 / 2階 M列 51番

2階最後列。帝劇は広いのでどうなのかと思いましたが、とても観やすい席でした。(前回と一緒の感想だ。) やっぱり伝統ある劇場は違うのかなぁ。

それに最後列は堂々と前傾できるからいい!

今日はこんなキャストでした。

○エンジニア:筧利夫

いやあ。他のエンジニアと台本違うんじゃないの?っていうくらい遊びまくりでした。(笑)

テンション高い高い!オープニング「火がついたサイゴン」では筧さんがあおるのでしょう。アンサンブルが異様な盛り上がりでした。(男性アンサンブルの中にすごく目立つ声があったのはちょっとマズかったけど)

筧さんは胡散臭い感じがなかなかエンジニアっぽくてよかったです。

ただやっぱり余裕がないかなぁ。あ、あとね、歌がねぇ。

「ミス・サイゴン」はどのキャストも低音に悩んでいるんじゃないかな。筧さんは完全に出ていない音域があったけど、そこは芝居の力で上手くカバーしていたと思います。10年後くらいにもう一度、筧エンジニアを観たいと感じました。

○キム:知念里奈

ああー。ゴメン。ダメダメでした。歌がダメ。

まず低音がヤバイ。そして、逆にご自身の得意な音域(なんだと思う)では、フェルマータフェルマータフェルマータみたいな。無駄に伸ばしすぎ。

そして、完全にオケより先走っちゃってとズレズレの箇所があったし(それも何回も)、あと叫びながら歌うシーン(トゥイの死の「運命がまわる~手がしびれてる~」のとこや、ホテルの部屋で「私達を捨てていくというのなら…タムがブイドイで未来が~」とか)が、声出てませんでした。

迫力不足でイマイチ。

見た目が他のキムと比べて一番「ベトナムの貧しい娼婦の少女」って感じなだけに、おしいです。

○クリス:坂元健児

「Why God, Why?」の冒頭では声が響かないし、どーーしたものか…と思ったけど、同曲後半は出てた。ff(フォルテッシモ<曲名にあらず)しか響かないんでしょうかね。

「世界が終わる夜のように」では、キムとベッドの上で頬を寄せますが、坂元さんと知念さんはビミョーにくっついていなくてよそよそしかった。「やっぱりサカケンってホ○なのかな?」と思った。(やっぱりって…笑)

○エレン:ANZA

エポニーヌがよかっただけに、今回はちょっとがっかり。エレン役には若いのかな。どうも無理に張り上げているように聞こえるんですよね。

○トゥイ:tekkan

うん、いい。っていうか、よすぎ。(悪い意味で)

「トゥイ」ってニクらしくあって欲しい。CDのトゥイ(山形ユキオさん)はすんごいイヤ~~なヤツなんだよね。

でもtekkanさんのトゥイは「ねぇねぇキム、いいじゃん、トゥイでもさ。帰って来ないクリスなんか忘れて、子どもは理解してもらって、トゥイと結婚しちゃいなよ」っていうくらいのいいキャラっていうか。(笑)

キムを一途に想っているやさしい好青年に見えちゃうんだよね…。(だから仲間つかって暴行働いたりが突飛に見えちゃう。)

歌は今日はよかったです。

本当にキャストが悪いのか、オケが悪いのかわからないけど、今日は驚くほど歌と演奏が合っておらず残念でした。

が、「私には秘密と力があるのよ」と言って「タ~ムッ!」タムが出てきて抱き合うのは…泣ける~。子どもはわたしの「力」ですからね。今日はなんか感極まって「命をあげよう」で泣けてしまった。(だからやっぱりミュージカルは歌唱力だけじゃないのよ、と思った。)

今日は劇前半の、キムがクリスを部屋に連れていって、「Why God, Why?」に入るまでの暗転部分をジックリ観てきました。キムがブラとって横たわるのに、いつTシャツを着るのかがすごく気になっていたんですよね。暗転中はなるほど、ああいう風にしてるんですね。(まさか舞台上で生乳出してるとは思わないけど。そういうところばかり気になるわたしって一体…。)

今日は劇団の方々20名くらいで行ったのですが、いろんな感想があっておもしろかった。みんな、終わった後は「芝居してぇ~」「稽古してぇ~!」って言っていましたが、わたしはミュージカル観た後は必ず「歌いたーい!」「あの歌うたいたーい!」と思うので、やっぱり「役者」とは思考回路が違うのかも…と感じ、考えさせられました。おもしろかった。

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